狼 RUNNING is SEX

監督:高橋伴明

ディレクターズ・カンパニー第一弾。そんな連中のことは知らなかったが、かつてそういうのがあった。映画監督たちが「日本映画の殻を打ち破る! 」と集結し旗揚げしたらしい。まあその意気込みは分かったが、ちょっとダサい。だがそのダサさが逆に今の時代カッコよく見えるかもしれない。走って、食って、セックスして、そして訪問販売。その繰り返し。最後は訪問販売の連中に袋叩きにあう。なんじゃこりゃな映画だが、音楽なんかは結構カッコよかったし、変なパワーはあったし、バカバカしかったし、これはこれで時代にもがいていた映画人たちの叫びはちょっとだけ伝わった。ちょいおまけ。