ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像

監督:クラウス・ハロ

良作。フィンランドと美術界の雰囲気がいい。話の展開は終始読めてしまうのだが、気持ちよくこの世界に浸れた。ある意味、競売は博打のような部分もある。最後にその勝負に勝つのか負けるのか。いろんなものを捨て、家族の信頼も無くしたジジイの人生最後の勝負。その思いはしっかり家族には伝わった。