黒の試走車

監督:増村保造

試走車(テストカーと読む)。悪くない。産業スパイの攻防戦。60年代だから許されるような無茶な嫌がらせの応酬。ライバル企業の車を買って、わざと事故を起こすとか高度経済成長期の日本のなんでもアリなムードはなんとなく伺えた。田宮二郎よりも上司の高松英郎やライバル企業の菅井一郎が存在感を出していた。