小さいおうち

監督:山田洋次

次第に戦争に向かっていく時代を舞台に、ある家に女中として仕えるタキの視点で語られる許されざる隠れた恋。もっとドロドロさや燃えるような恋のような激しさがほしいとこだが、極めて日本的というか山田洋次的な語り口である。それはそれでいいような物足りないような。個人的にはもう少しミステリーなテイストがほしかったが。着物を着る松たか子がいい。昭和的な黒木華はこういう昭和物には重宝しそうだ。