Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン

監督:ヤン・ヨンヒ

在日朝鮮人の監督ヤン・ヨンヒ自身の家族を追ったドキュメンタリー。ある朝鮮人一家の歴史と民族性を映し出し、そこから浮かび上がる朝鮮人とはなんだという解答を自ら探し求めた、なかなか興味深い記録であった。ああいう狂信的というか祖国への思いが強い父親の元で育つ人間はどうなるんだろうか。ある種宗教のようなマインドコントロール的な恐さを感じた。子供や孫まで金日成への忠誠とか言われると、日本人としてはその感覚にちょっと引く。でもそれも朝鮮民族の特殊性なんだろうな。まだまだ朝鮮人は前時代的な思想の中で生きてるんだろうな。在日朝鮮人というものを少しは理解できた気がした。ただ近年の朝鮮人のおかしな言い分には、全く同意できないけどね。