先生を流産させる会

監督:内藤瑛亮

タイトルからして普通じゃない。観ている間、物凄く胸くそ悪くなるような気分にさせられ、少女たちの悪意が恐ろしい。これほどいやーな気持ちにさせる映画も珍しく、並のホラー映画よりも気持ち悪い。また日本の教育現場のありかたやモンスターペアレントなど、日本の抱える問題も見えてくる。逆説的に命の大切さを訴えるのは分かるが、これは相当倫理観に踏み込んだ問題作だ。最後に教師は許したようだが、あの少女は殺されてもおかしくない。