4月の涙

監督:アク・ロウヒミエス

フィンランドの戦争映画とは珍しい。女性も兵士として戦っていたという歴史と捕虜となった女性たちの扱いの残酷さに、フィンランドもこういう時代があったんだと知る。敵同士だが惹かれあう男女と信頼していた判事の倒錯した本性等、意外と見応えがある戦争映画だった。フィンランド若手俳優二人も良かった。戦争時において主人公の正義感や優しさは生き残るには難しい、なんとも哀しい結末である。