愛されるために、ここにいる

監督:ステファヌ・ブリゼ

おとなの恋愛映画。とても地味だし、50男の恋愛なんてと思ったが、こういう微妙な感情のやりとりや静かで大人の恋はいかにもフランスらしいなかなかの一品。おふざけのない「Shall We Dance」といったらいいのかな。偏屈父の不器用な愛情にも泣かせる(生きてる時はうざかったが)。最後のダンスは、どうにでも解釈できるが、答えを観客に委ねるような、これも大人なラストシーンでした。