蛇男

監督:エリック・バルビエ

前半のエロティックサスペンスとしての面白さで期待できる出だしであったが、後半は普通の復讐劇になってしまいイマイチ。「007/慰めの報酬」では全く魅力的に見えなかったオルガ・キュリレンコが、エロス全開で最高にいい。彼女が前半早々と姿を消してしまったのがこの映画のマイナスであり、出番は少ないがこの映画はキュリレンコに支えられていると声を大にして言いたい。主人公に付きまとう昔の友人役の俳優が肉体系だったので、話が肉体系なサスペンスになってしまい、この手のサスペンスはもう少し変質的な役者の方がサスペンスとしての不気味さが出たと思うのだが。。。