Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼

監督:ブルース・A・エヴァンス

ローレンス・カスダン組のケヴィン・コスナーウィリアム・ハート久々の共演。2人とも年食ったなあ。紳士的な殺人鬼をケヴィン・コスナー、内なる人格をウィリアム・ハートが演じているわけだが、こういう手法は特に珍しくないが、なかなか面白く観れた。サスペンスだがスピーディな展開でなく、ゆったりとしたペースで進み、今時の派手な編集などでない大人のスリラーといった感じがいい。話もそこそこ練られていて、ケヴィン・コスナーの仕掛けた罠に、脅迫犯も刑事も操られる様はなかなか見せるものがあった。娘のエピソードなど中途半端な部分もあるにはあるが、まあ出したネタを全て説明する必要はないしね。