監督:キム・ギドク

またキム・ギドクは変な映画撮ったなあ。船で二人だけで暮らす老人と少女の屈折した愛を描いているわけだが、監督の趣味というか妄想がいっぱいで、設定の奇抜さもあり結構楽しめた。ただ何の意味も無いのに、あたかも何か意味があるような映像がいつものことだが、そういう作風は余り好きではない。少女役のハン・ヨルムの顔や肉体がどこかエロティックで彼女の魅力に大分助けられている。老人が少女に熱を上げるのも仕方がない?