2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

太陽戦隊サンバルカン

監督:東条昭平 懐かしすぎて泣けた。主題歌とか忘れてたけど、聞いたら思い出した。そしたらまた泣けてきた。小さい頃大好きだったサンバルカン。この年で観ることになるとは。30分弱の劇場版だが、意外としっかり出来ている。アクションも爆破もミニチュア…

エスター ファースト・キル

監督:ウィリアム・ブレント・ベル いやこれ複雑すぎる。設定は前作の前日譚で、エスター演じるのは前作と同じイザベル・ファーマン。前作から13年経っているのに過去話で役者が同じという何とも奇妙な現象。若干無理があるが、それなりに成立させてるのがす…

1秒先の彼

監督:山下敦弘 台湾映画「1秒先の彼女」をリメイク。あまりリメイクする意味を見出せなかったが、男女逆転させたのは正解。普通にやっても面白くないので。ただあまりに忠実なリメイクなので、もっと宮藤官九郎らしさを出してもよかったのでは。設定をそれ…

コンペティション

監督:ジョエル・オリアンスキー もっとヒリヒリとしたバトルを期待したんだけど、そうでもなかった。そもそもこれからピアノコンクールで闘う相手といちゃいちゃするなよ。決勝メンバーのひとりの関係者の亡命でショックで延期とか、そんな個人的なことで延…

ブラックライト

監督:マーク・ウィリアムズ エイダン・クイン年取った。誰だか分からなかった。しかもリーアム・ニーソンの方が大分年上。そう考えるとニーソンの若さ、そして主役を張れるというのは本当に凄いことなんだなと。映画は随分と地味な作品だけど、それでもリー…

劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~

監督:松木彩 TVドラマの劇場版。TVドラマの方は観てない。TV版観てればもっと愛着があったんだろうが、そこまでには至らず。感動演出がやや過剰。まあそれが悪いわけではないが。死者ゼロはねえ。あのレベルだと一酸化炭素中毒になるだろというツッコ…

さらば夏の光よ

監督:山根成之 原作遠藤周作。ほろ苦い青春映画。優しさは時に残酷である。良かれと思ってやっていてもそれが相手にとっていいこととは限らない。郷ひろみの自分勝手というか空気読めないというかまあナルシストなんだろうな、そういう人間の行動が引き起こ…

二階の他人

監督:山田洋次 約1時間の中編。山田洋次の監督デビュー作。よく出来たコメディで上々のスタートではないか。家の二階の部屋を他人に貸すわけだが、この借りた夫婦が一筋縄ではいかない連中ばかり。特に最初の夫婦が詐欺師みたいな連中で腹が立つ。図々しい…

落第はしたけれど

監督:小津安二郎 カンニングなどのドタバタな前半はあまり好きじゃない。後半は仲間が全員卒業するも一人だけ落第というちょっと悲しい展開。だが前半よりも人情的でよかった。仲間の一人が「ラクダイ」を偉いことと子供に教え、その子供が落第した主人公に…

智恵子抄

監督:中村登 悪くはないけど、よくある夫婦愛ぐらいでそれほど響かず。智恵子抄ってこんな話だったのね。妻の精神がおかしくなり、それを夫が支えるってやつ。妻に岩下志麻、夫は丹波哲郎。まあ岩下は熱演なんだろうけど、そこまで凄くもない。原節子版もい…

裁かるゝジャンヌ

監督:カール・テオドール・ドライエル フランスの名作サイレント映画。ようやく観る。なるほどこれは凄い。1928年の映画なのになんだこの画質は。モノクロが美しい。ジャンヌ・ダルク裁判をネチネチとやる。もう結果ありきなんだろう。彼女は死ぬ運命に…

宗方姉妹

監督:小津安二郎 小津らしいとも言えるし、らしくない違和感も残る。なんとなく「東京の女」を思い出した。クドイ台詞の反復などいつもの小津ではあるが、なんというか過激である。あのビンタのシーンとか今の時代だといろいろ五月蠅いこと言われそう。この…

新・喜びも悲しみも幾歳月

監督:木下恵介 正直何も起きない物足りなさはある。それでも時間は経過する。灯台守夫婦とその家族の人生を静かに見つめる。もう少し何かドラマが欲しい気もするが、まあ人生なんてそんなもの。劇的なことなどそんなに起きない。植木等もいいが、大原麗子が…

彼女のいない部屋

監督:マチュー・アマルリック アマルリックが監督という時点で、どうせよく分かんない作品になるというのは想定内。何が起きているのか分からないまま話が進んでいく。過去なのか妄想なのか記憶の断片が回想で挿入され、いろいろと想像力を膨らませて観る。…

ひみつのなっちゃん。

監督:田中和次朗 3人組のドラァグクイーンというよくあるフォーマット。「プリシラ」みたいなのを日本でやってみましたって感じの映画。あざとい作りにせず、しっとりあっさり風味にしたのは悪くなかった。前野朋哉は女装前後では全く別人の顔なので気付か…

淑女と髯

監督:小津安二郎 髯剃ったらモテはじめたって話。髯だけで映画を作った感じで、それほど面白さも深みもなかったけど、まあこれはこれで小津なりのライトコメディにはなっている。1931年当時の日本の紙幣が見れたのは貴重。菅原道真(すがわらのみちざね…

東京の女

監督:小津安二郎 なんとも急展開。流石に今じゃこんな展開の映画は作らないし、いくらなんでもこんなことぐらいで死ぬのはねえ。。。顔が濃いのでそんな精神弱そうには見えないけどね。ただ警察が職場まで来るのか。記者が一般人の家に取材に来るのか。19…