コンペティション

監督:ジョエル・オリアンスキー

もっとヒリヒリとしたバトルを期待したんだけど、そうでもなかった。そもそもこれからピアノコンクールで闘う相手といちゃいちゃするなよ。決勝メンバーのひとりの関係者の亡命でショックで延期とか、そんな個人的なことで延期なんてするものか。なんだかいろいろとモヤモヤする話ではあるが、実際の決勝の演奏は思った以上に凄まじい。リチャード・ドレイファスもエイミー・アーヴィングもプロみたいな演奏っぷり。そして話の展開が「フェアプレー」を思わせた。下に見ていた女が自分より巧くてショックみたいな。まあ彼はそれを受け入れたけど。終わり方がいい。闘いが終われば皆仲間に戻りダンスでエンドロール。