2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

おもかげ

監督:ロドリゴ・ソロゴイェン 冒頭の長回しは中々いい。そこから息子が失踪して十年後、物語をどういう展開にもっていくのか。サスペンスにするのか、再会までの感動系か。でもどっちでもなかった。息子に似た少年と出会い、息子のような恋人のような、不思…

花いちもんめ。

監督:伊藤俊也 タイトルから全然想像してなかった内容だった。痴呆である。祖父のボケが進行していく中、家族はどう向き合っていけばいいのか。この時代、まだそれほどボケが社会問題になってなかった頃に、結構踏み込んで描いている。十朱幸代や西郷輝彦も…

世界一不幸せなボクの初恋

監督:ジェイソン・ウィナー 幸せを感じると失神する病気という設定はいいんだけど、ほんとにそんな病気あるのか。マーティン・フリーマンに対して、相手役がモリーナ・バッカリンではややゴージャスすぎる気もするが。弟のジェイク・レイシーが結構目立って…

七人の特命隊

監督:エンツォ・G・カステラッリ 気持ちいいぐらい全うなマカロニアクション映画。ただやられ役たちが余り上手くないけど。終始アクションあり、裏切りありと楽しませることに関しては一級。主役の歯の白さが気になった。ラストの主題歌もいい。

ミッドナイトスワン

監督:内田英治 草なぎ剛のトランスジェンダー演技が一番の見どころなんだろう。まあ悪くなかったけど、そこまで騒ぐほどでもない。素人みたいな子が、いきなりバレエで成功するのも、なんだかバレエの世界を舐めすぎではないか。二人の関係性ももっと掘り下…

マーティン・エデン

監督:ピエトロ・マルチェッロ なぜこれを映画化しようと思ったのか。全く主人公に魅力を感じなかった。調べたらアメリカの作家ジャック・ロンドンの自伝ということではないか。なぜイタリアに設定を変えたのか謎。エピソードも弱く、何がしたかったのか最後…

ジャングルランド

監督:マックス・ウィンクラー ギャングと女と兄弟の絆。ちょっとロードムービー風。ジャック・オコンネルは一時結構注目されたけど、パッとしない感じになっちゃったねえ。。。

ホモ・サピエンスの涙

監督:ロイ・アンダーソン シュール。まあロイ・アンダーソンだから、こんな感じに仕上がってるとは思ったけど。深く考えてはいけない。元々意味なんてないんだから。でも町の美しさとか、北欧の空気感とか、カウリスマキなんかもそうだけど、独特な作風には…

パピチャ 未来へのランウェイ

監督:ムニア・メドゥール 90年代のアルジェリアの話。アルジェリアはよく知らないけど、こんなイスラムな感じなんだ。少女たちの反抗はそれなりに良かった。ただ終盤の展開はどうなんだろう。じゃあ今までのは一体なんだったのってぐらい拍子抜けする終わり…

ある画家の数奇な運命

監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 「善き人のためのソナタ」の監督ということで期待したんだけど、やや冗長というしかない。正直大した映画とは思わないが、それでも不思議な余韻があり、音楽も印象的だった。セバスチャン・コッホも存在…

ナイチンゲール

監督:ジェニファー・ケント 「ババドック」の監督なので、てっきりホラー映画だと思っていたら違った。まあ復讐劇なんだが、オーストラリアや時代背景のせいか単純な復讐劇でなく、むしろ人種差別とか女性の人権みたいなものが前面に出てる。復讐劇としては…

みをつくし料理帖

監督:角川春樹 もっと料理な映画かと思ったけど、友情の方がメインかも。エピソードがぶつ切れで、中途半端な印象。ゆえにどうもキャラに感情移入できない。角川春樹だからか年寄りのゆったりした映画になってしまった。TV向きかもしれない。。。

日本独立

監督:伊藤俊也 悪くないけど、イマイチ重厚さに欠けるというか。キャストはベテラン陣が揃っていて、そこはよかった。だけど映画というよりテレビっぽかったかな。冒頭の手紙で、あそこまでアメリカに媚びへつらわなくても。どこか監督は日本を卑下している…

ワンダーウーマン 1984

監督:パティ・ジェンキンス まあこんなもんかな。そこまで面白いってわけじゃないけど、この80年代テイストは悪くない。クリス・パインのウエストポーチに笑う。どこか「バックトゥザフューチャー2」を思わせて、やっぱり80年代ってダサいよな。服もな…

オール・マイ・ライフ

監督:マーク・マイヤーズ 実話を基にした病気物のラブストーリー。まあ悪い作品ではない。真っ当なラブストーリーだけど、映画化するほどかなあとも思う。彼らの出会いから別れまでが描かれているから、感情移入できたというか凄く身近なカップルのひとつの…

ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢

監督:ニーシャ・ガナトラ どこか物哀しさがあるのはいい。ショービズ業界での老いの問題とか夢だけじゃ生きれない現実とか、この雰囲気は好き。終盤のある真実も悪くはない。しかしケルヴィン・ハリソン・Jr最近よく見るなあ。どうも顔が一致しないのだが…

ペイン・アンド・グローリー

監督:ペドロ・アルモドバル 主人公のアントニオ・バンデラスは監督アルモドバル自身ではないのか。大分投影されているように見えたが。まあ正直バンデラスがヘロインやってるだけの映画って気がしないでもない。そこまで大したドラマはないので、アルモドバ…

ロストクライム -閃光-

監督:伊藤俊也 「罪の声」はグリコ森永事件だったが、こちらも昭和の大事件である3億円事件を基にしたミステリー。題材的には面白かったし、フィクションとはいえ、それなりに真実味は感じられた。ただ映画としては普通。もっと硬派に撮れなかったのか。原…

ラ・ヨローナ ~彷徨う女~

監督:ハイロ・ブスタマンテ グアテマラ映画。「火の山のマリア」の監督か。一応ホラー映画のようだが、政治的なものを絡めた変わった切り口。変な風味はあるのだが、あまり面白くはなかった。。。

エイセス/大空の誓い

監督:ジョン・グレン 追悼千葉真一。千葉ちゃん出てるから観たが、出てなきゃ観ない。いかにもテレ東の昼にやってそうな映画。意外にルイス・ゴセット・Jrがよかった。千葉真一もダンディな魅力が出ていて、普通にカッコよかった。日本のパイロットだから…

ヘル・フィールド ナチスの戦城

監督:エリック・ブレス ナチスホラーかと思ったら、終盤変な方向に舵を切った。それが上手くいったかというと正直微妙である。そもそものホラーも全然怖くないし。あれビリー・ゼインだったのか。。。