大虐殺

監督:小森白

大正時代。関東大震災直後に多くの社会主義者朝鮮人を殺害いわゆる「亀戸事件」を映画化。この辺の歴史は全然知らないが、こんなことがあったんだ。そもそも震災と虐殺が全く結びつかないんだけど、まあどさくさに紛れてやったってことなんだろう。大量の虐殺シーンは「シンドラーのリスト」級といったら言い過ぎか。その後は政府に対するテロへと発展していき、この時代のきな臭さがモノクロの映像と相まって中々の実録映画となっている。虐殺とテロもはや何が正義か分からなくなる。天知茂がいい。