小さき麦の花

監督:リー・ルイジュン

経済成長する中国がある一方で、こういう貧しい中国がある。中国はデカいし人口も多い。中国の地方の現実というか、発展の影でまだまだこういう人達がいる。中国を一括りで語れないぐらいいろいろあるということだ。でもこういう中国の方が好きだな。寡黙なふたりが真の夫婦になっていく。一体何作ってんだと思ったら煉瓦ね。「振り下ろされる鎌に麦が何を言える? 」とか印象的な言葉もあった。意外と語るねえ。この映画、“奇跡の映画”と呼ばれて社会現象になったそうだ。その現象にどこか自分たちとは関係ない世界みたいな富裕層のやや見下したような物言いと言ったらひねくれてるか。。。