ザ・キラー

監督:デヴィッド・フィンチャー

監督と脚本が「セブン」のコンビ。フィンチャーの新作ということで期待したが、結構あっさり目だった。映像のスタイリッシュさは健在。淡々としたストーリー運びで、殺し屋の日常を冷徹に描く。まあ復讐話に転じるわけだが、そこに熱さはなく一貫して冷静。この無機質感がフィンチャーである。美味しいとこはティルダ・スウィントンが持っていって流石の芝居っぷり。