マーガレット

監督:ケネス・ロナーガン

長い。はっきり言って内容的に、こんなに時間をかける必要性を感じない。ただ見応えは十分あった。ある交通事故をきっかけに、その事故原因となった主人公が、いろいろな問題に直面して葛藤し、もがき苦しむ。どこか悲劇のヒロイン気取りな主人公に共感しずらい。ただ本人はそれを意識していないんだろうが、こういう女って確かにいるよな。そんな主人公アンナ・パキンが大熱演。凄い台詞量だし、若気の至りのような、ちょっと痛い女を演じていて、あの「ピアノレッスン」の娘が成長したなあと感慨。それにしてもマーク・ラファロって、こんな役ばっかのイメージ。