イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-

監督:パオロ・ソレンティー

イタリアの実在した首相を描く。もはやギャング映画のノリで、政界なのに次から次へと人が死んでいく。政治もマフィアの世界と同じで、この辺はイタリアらしいというのかな。こんな汚職、マフィアまみれだもん、イタリアの経済がグダグダなのは当然だよな。主人公の政治家アンドレオッティは、風貌は大物には見えないし、猫背で迫力ないんだけど、皮肉屋で何考えてるか分からないとこが、逆に気味悪い。ちょっと話が分かりずらいのが、面白さに繋がらなかった。