縛り首の木

監督:デルマー・デイヴィス

ちょっと変わった西部劇。ドンパチもほとんどなく、伝えたいテーマもイマイチよく分からない。その中で美しく芯の強い女性を演じたマリア・シェルは好演している。ただ後半の急な展開には疑問で、集団心理か村人が突然暴徒と化して、最終的にはゲイリー・クーパーを吊るせという展開。金をバラまき解決する訳だが、結局何が言いたいのだろうか。集団心理の恐さか金は人を狂わすという恐さか。