トゥー・ラバーズ

監督:ジェームズ・グレイ

ジェームズ・グレイは骨のある映画を撮るので好きだ。この映画もどこか古めかしい雰囲気を漂わせ、一筋縄ではいかない恋愛映画になっている。愛は盲目というが、ホアキン・フェニックスの行き過ぎた行動は理解を超えており、全く共感できないが、最後はあれでよかったと思う。イザベラ・ロッセリーニイライアス・コティーズなど脇役たちの顔もいい。昔好きだったホアキンは例のラッパー騒動で嫌いになったが、この映画を観ると、彼に復活のチャンスを与えたくはなった。