シュアリー・サムデイ

監督:小栗旬

小栗旬が監督ということで、観る前から期待値を大きく下げていたせいか、思いのほか良く出来てるというのが正直な感想。現代、3年前、少年時代と過去の出来事が関連している話の構成自体は悪くない。しかし説得力の無い強引さや、いろいろ伏線を用意しているんだけど、そのどれもが面白くないので、回収しても巧いと思わない。彼ら流に言うと寒いのだ。でも学生でもなく、かといって大人にもなりきれない今しか撮れない青春映画を撮りたいんだー!という思いは、何となく伝わった気はする。吉田鋼太郎(誰?)の怪演は、この映画の一番の収穫かも。