バッド・ルーテナント

監督:ヴェルナー・ヘルツォーク

オリジナルのハーヴェイ・カイテル版は観てない。終始ラリったニコラス・ケイジの演技が見物で、こういうイっちゃった芝居はN・ケイジの十八番なので、久しぶりに本領発揮している。行く先々で敵を作り、にっちもさっちもいかない状況に追い込まれるも、最後は一発逆転で全て解決してしまうという、なんて運のいい野郎だ。まあ悪徳刑事ってのは、役者にとってやりがいがあるんだよな。。。この映画の象徴とも言えるイグアナが、ヘルツォークらしく奇妙な味を添えている。