正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官

監督:ウェイン・クラマー

「クラッシュ」の移民版って感じ。アメリカの移民問題をいろいろな視点で描き、きちんと群像劇としても、まとまっている。移民がテーマゆえに、いろいろな人種が入り乱れたキャストだが、さらに人種が複雑になってきたアメリカの、今という時代を映し出している。ウェイン・クラマーは「ワイルド・バレット」では、撮影や編集にかなり遊びを入れていたので、こんな真面目な映画を撮ったことに驚いた。