ゼロの焦点

監督:犬童一心

撮影、美術は意外と良かった。戦後日本の影の部分が引き起こした話であり、女性の参政権や結婚など当時の女性の立場なども盛り込まれており、昭和のある側面は捉えていたとは思うが、ミステリーとしては普通ではないか。元々松本清張のミステリーはトリックとかそういうのが売りではないので、そっち方面の期待はしていないが、広末が木村多江の存在に気付く部分が強引というか偶然というか。。。でも全体的には悪い映画ではない。まあ昭和の時代性や風景描写に助けられたかな。