女の子ものがたり

監督:森岡利行

まさに女の子の物語。過ぎ去った日々や友情を懐かしむ、女子3人によるノスタルジックな映画でもあり、この手の映画には弱い。自分たちの未来は暗く、不幸が待ち受けている思っていた3人の少女に待っていたのは、予想通りの過酷な現実であった。田舎出身、ビンボー、暴力などいろいろな不幸を寄せ集めた幸薄ぶりで、不幸を不幸と認めない、人生に妥協している登場人物たちの鬱屈が観ていてなんか悲しくなった。