永遠と一日

監督:テオ・アンゲロプロス

霧がかかった国境シーンなど、霧の幻想的な映像が美しい。老人と少年の交流は面白く観れたが、後半は行き詰った感あり。奥さんとの思い出話も退屈。長回しもいま一つだなあ。。。花嫁のシーンや楽団など、日常の隙間にそっと入れてくるのはアンゲロプロスらしい。死期が近い老人がギリシャを彷徨う、そんな孤独な老人をブルーノ・ガンツが貫録の演技で深みを出していた。それとエレニ・カラインドロウの音楽は何時もながら素晴らしい。