さらば友よ

監督:ジャン・エルマン

時代を感じさせるが、こういう渋い映画は今の時代には存在しない。この頃のフランス映画って何か色気がある。佇まいや存在自体がかっこいいアラン・ドロンチャールズ・ブロンソンだからこその映画であり、これぞ映画スターってもんよ。頑なに共犯ではないと言い張る、二人の奇妙な男の友情がいい。ラスト、タバコに火をつけるシーンなんてキザな演出だが、かっこいいから全然OK。ドロンの”イェーイ”にもびっくり。