そして、私たちは愛に帰る

監督:ファティ・アキン

2つの物語を交錯させるストーリーが良く、交わりそうで交わらないのがもどかしい。初老の爺さんが娼婦と出会う。そこから周りの人間たちに連鎖していく脚本が良く出来ているし、編集も凝っている。またドイツとトルコの社会情勢なども垣間見れ、若者たちが政治活動に身を投じてたり、街中に革命家などのビラが貼られていたりと、一昔前の話ではなく、世界では未だにそういうことが行われている国があるんだね。この監督ファティ・アキンの映画は初めて観たが、過去作品も観たくなった。