手錠のまゝの脱獄

監督:スタンリー・クレイマー

白人と黒人が手錠に繋がれたまま脱獄する。50年代当時では人種問題などで、この映画が作られた意義があったんだろうね。反目から次第に友情に変わるというのは、まあよくあるパターンである。悪い映画ではないが、なんかこう今ひとつパッとしないというか、今の時代ではさすがに古臭いかな。よくいえば古典。ただシドニー・ポワチエの歌声は印象に残った。そしてラストの終わり方も唐突だが、そこがいい。