南部の反逆者

監督:ラオール・ウォルシュ

南北戦争、黒人奴隷時代の話。この時代とクラーク・ゲイブルの相性よし。ゲイブルの渋さや貫禄はさすが。白人として裕福な暮らしをしていた女が、黒人との混血と分かった瞬間、奴隷として売られるというのは面白い。どう見ても白人だけど、黒人との混血という設定は今だと物議をかもしそう。シドニー・ポワチエも白人に飼いならされつつも、内ではマグマがぐつぐつとした男を好演。出生の秘密のシーンでのゲイブルとのやり取りがよかった。なかなか見応えある文芸大作。