わらの犬

監督:サム・ペキンパー

想像していた内容と違い、前半のアダルトビデオのような話は退屈で、ペキンパーやダスティン・ホフマンが居なければただのB級映画で片づけられるような代物だが、後半ようやくペキンパー節が炸裂する。周りに卑下され、日ごろのストレスが爆発したホフマンの演技も見物。家を使った攻防戦はリブタイラーの「ストレンジャーズ 戦慄の訪問者」のようで、休むことないテンション高い演出で一気に見せたので、終わった後ドット疲れた。ストーリーの唐突さは否めないが、ペキンパーの暴力美学は堪能できた。