いのちの食べかた

監督:ニコラウス・ゲイハルタ

ナレーションや音楽が一切なく、淡々と食物が作られる過程を追ったドキュメンタリー。何一つ説明もない映像ゆえに、観ているこちら側もその余白にいろいろと考えさせるものがあった。人間が生きていくために、大量の生命が作られ、そして加工され人間の口に入っていく。人間って一体何なんだ、人間は神なのか、なんかそんなことを考えてしまった。分かってはいるが、どこか目を逸らしてきた現実を見せられた気分。