ラスベガスをぶっつぶせ

監督:ロバート・ルケティック

予想以上に面白かった。大抵、カードを扱った映画というのは、当事者だけで観ているこっちはそんなに面白くないが、この映画はテンポよくブラックジャックに勝つためのテクニックとチームプレイを見せているので退屈でない。主演のジム・スタージェスはパンチに欠けるが、真面目さは出ていたので役にあっていたと思う。そして最近活躍が減ってきたケヴィン・スペイシーだが、こういう胡散臭いキャラをやらせたら流石に上手く、久しぶりによかったんじゃない。お坊ちゃん連中が一度はバカを見るが、結局最後はすべて取り返すので、あまり教訓にならず、ただのエリートの道楽みたいな映画になっちゃったのは残念。