ONCE ダブリンの街角で

監督:ジョン・カーニー

アイルランドのダブリンでひっそりと暮らすミュージシャンと移民女性のラブストーリーというか心の交流を描いたもので、映画としてはとてもシンプルなものだが、歌の力というものをまざまざと見せ付けられた。劇中歌われる曲がどれも素晴らしい曲ばかりで、主演の二人はプロのミュージシャンだそうだ。そりゃそうだろう、とても素人の曲とは思えず、心に染みるものばかり。ハリウッド映画のように安直に2人をくっつけたり、成功の階段を上るのを大袈裟に表現せず、とても静かな語り口でダブリンの小市民を描いていて好感が持てた。彼はロンドンで成功したのだろうか。あの曲なら大成功するだろう。。。