ブリック

監督:ライアン・ジョンソン

映画の雰囲気がもろインディーズ系で、高校を舞台にしているが、そこに明るさはなくとにかく暗い。そんな陰鬱な空気に主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットはよく合っている。ミステリーだが、真相に行き着いてもそこに爽快感はなく、話を複雑にしすぎたのも終盤つまらなくなってしまった原因のひとつではないか。監督はこの映画で注目されたようだが、正直まだ青い。