ハプニング

監督:M・ナイト・シャマラン

まずシャマランの映像センスは高く評価するが、さすがに「レディ・イン・ザ・ウォーター」は擁護しきれないぐらい酷かった。そんなシャマランの新作だがその出来は。。。うん前半は面白い。よく分からないものの存在に怯える人間たち。これから何が起こるのか煽りまくった演出で十分楽しめたが、アイデアだけで何もオチを用意していないため消化不良。エンディングでコメディじゃないのに思わず苦笑してしまい、珍作と呼ぶに相応しい映画になってしまった。シャマランにどんでん返しは期待しないが、こんな味気ないエンディングを選ぶなら、もっとしょーもないどんでん返しの方がマシ。いつもの夫婦愛もどこかあざとさを感じる。妊娠のエピソードいらんだろ。ズーイー・デシャネルにどこかエキセントリックな空気を感じ、今後に期待。