★★1/2

スノープリンス 禁じられた恋のメロディ

監督:松岡錠司 脚本が小山薫堂だから観たけど、別に観なくてもよかったかな。なんかタイトルが大袈裟だなと。プリンスとか禁じられたとかそんな大層なものでもないでしょ。「フランダースの犬」に着想を得たらしいが、そこまでフランダース感がなかった。TV…

大阪ど根性物語 どえらい奴

監督:鈴木則文 鈴木則文監督デビュー作。大正時代の葬儀屋の世界を駆け抜けた男の話。意外と壮大というか結構時間を経過させて葬儀屋の近代化を描いている。といっても大阪が舞台なので関西特有のノリというか関西人はいろんな意味でたくましいよ。藤田まこ…

ゴッドマザー

監督:ジャン=ポール・サロメ イザベル・ユペールを見るための映画。アメリカ映画風な娯楽映画になっている。それでもおフランスはやや堅苦しさはあるが。これ実話を基にしてるとかなら面白いんだけど、創作でこの程度ならフランスは娯楽映画がやはり得意で…

胸に輝く星

監督:アンソニー・マン 悪くはないのよ。ただコレといった特徴のない西部劇。とにかく地味。まあヘンリー・フォンダとアンソニー・パーキンスという組み合わせの異色さはあるが。敵の男がなんか「バックトゥザフューチャー」のビフみたいな奴で、こいつもイ…

おじいちゃん、死んじゃったって。

監督:森ガキ侑大 まあまあ。おじいちゃんの葬儀のために久々に親戚中が集結。いろいろと問題が勃発するって話。こうやって言いたいこと言えるってのはそれはそれでいいことでは。いくら親しくたってこんな思ったこと普通の家族は言えないだろ。たまには喧嘩…

手紙と線路と小さな奇跡

監督:イ・ジャンフン 「Be With You ~いま、会いにゆきます」の監督なのか。まあなんとなく作風は似てる。韓国初の私設駅誕生をモチーフにして、いかにもな感動映画に仕上げるのが韓国流。はっきり言ってあざとい。姉の死、幽霊、数学の秀才などあまりにい…

ヘル・ディセント

監督:ニール・マーシャル ニール・マーシャルはもうちょっとできる監督だったんだけどなあ。なんつーか普通にバイオハザードでした。バイオの新作といっても通用しそう。あのモンスターはヴェノムでした。。。

嘘八百 なにわ夢の陣

監督:武正晴 中井貴一と佐々木蔵之介の骨董コンビ第3弾。正直あまり面白くはない。ただシリーズを重ねていって多少愛着は出てきた。主演二人以外にもシリーズお馴染みのキャラたちも出てきて、皆で悪だくみのチームプレーはそれなりに楽しめた。中村ゆりは…

オオカミ狩り

監督:キム・ホンソン 警察vs囚人かと思ったら人造人間にシフトしてた。その人造人間は安定の日本軍が作り出したといういかにも韓国人の考えそうなところ。しかしホラー映画じゃあるまいし、この無駄に過激な残虐描写だったり、血の量だったりとほんと韓国…

切られ与三郎

監督:伊藤大輔 まあ悪くはないけどいつものキザな雷蔵映画。紆余曲折いろいろあったけど、最後は妹からの愛へと行きつくのであれば、その過程でもう少し妹の存在を強調してもよかったのでは。最初と最後だけ出てきて、じゃあそれまでのは一体何だったんだと…

音のない世界で

監督:ニコラ・フィリベール 聾唖者に密着した1992年のフランスのドキュメンタリー。悪い映画ではないが、なんつーか想定内の内容だった。聾唖者そして家族の苦労話が中心。それでも強く生きている。この映画から30年経っているが、周囲は社会は変わっ…

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日

監督:内田英治、片山慎三 6つのエピソードを、両監督が交互に担当したらしい。正直どっちがどっちのエピソードか分からん。群像劇としての各エピソードの絡み具合は悪くないものはあった。殺し屋姉妹が通り魔を殺すとことか割と好き。でも全体的になんだか…

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ

監督:ウィル・シャープ ネコのイラストで人気を博した英国画家ルイス・ウェインの伝記。奥さんとの愛の物語と思いきや結構あっさり死んでしまった。いろいろな猫のイラストは楽しいけど、正直映画化するほどの人物なのかなあ。猫好きとカンバーバッチファン…

わたしの幸せな結婚

監督:塚原あゆ子 アニメ版は結構好き。で実写だが悪くはない。アニメ観てなかったらもう少し楽しめたかも。中盤まではいい。だが終盤にかけて大分駆け足になり、じっくり尺のあるアニメとの差が出た。展開が速すぎて、今何が起きてるのか把握しづらかった。…

ユンヒへ

監督:イム・デヒョン 岩井俊二の「Love Letter」にインスパイアされて小樽で撮影された韓国映画。韓国人は「Love Letter」好きだからなあ。最初は誰が好きなのかよく分からなかったが、同性愛ってことね。二人の過去のシーンみたいなものが無かった?ような…

ヴァンパイヤー戦争(ウォーズ)

監督:竹之内和久 OVA。原作笠井潔。ヴァンパイヤーと謎の少女とそれを守る主人公。ここからヴァンパイヤーとの死闘が始まるんだろうが、原作の序盤部分のアニメ化ということで中途半端で終わる。まあ50分程度では当然全部は描けない。この続きもあるわけ…

マスターズ・オブ・ホラー

監督:アレハンドロ・ブルゲス、ジョー・ダンテ、北村龍平、デヴィッド・スレイド、ミック・ギャリス 「森の中の物体X」「ミラリ」「マシット」「出口はこちら」「死」の5人の監督によるオムニバス。全部平均以下の微妙な短編集。安いテレビ映画って感じの…

昭和鉄風伝 日本海

監督:佐々木正人 ダウンタウンの浜ちゃん映画デビュー作。血気盛んないかにもなチンピラ。演技などしてない。これ全て地でやっている。浜ちゃんにはぴったりの役だ。まあそれなりに楽しめた。浜ちゃんを見るためだけの映画。

日本暴力列島 京阪神殺しの軍団

監督:山下耕作 東映の実録ヤクザ映画。この手のやつは全部同じように見える。ヤクザといえば在日朝鮮人というのは当たり前のことだが、そこに切り込んでいる。小林旭と梅宮辰夫の男の友情と成田三樹夫の迫力。この時代はヤクザをやれる役者がちゃんといる。…

離ればなれになっても

監督:ガブリエレ・ムッチーノ まあ悪くはないけど、そこまで響かなかったかな。三人の男と一人の女。40年にわたる愛と友情のイタリア映画。10代の頃は輝いていたが、皆年を取り輝きも失われる。でもそれが人生。これだけ友情が続くてことが素晴らしいでは…

折れた槍

監督:エドワード・ドミトリク 父と子の対立やインディアン後妻との親子関係などネタは仕込んでいて、人間ドラマとしてはそれなりなんだろうが、西部劇としてはイマイチ盛り上がりに欠ける。スペンサー・トレイシーの熱演が印象的。温和なイメージしかないの…

ビルド・ア・ガール

監督:コーキー・ギェドロイツ ロック批評家として活躍したキャトリン・モランの半自伝的映画。うーん90年代の英国ロック好きなら楽しめるのかなあ。この彼女がイマイチ好きになれないというか。なんか冴えない少女が売れ出したら途端に家族やアーティスト…

雑魚どもよ、大志を抱け!

監督:足立紳 田舎の小学生男子7人の話。映画監督目指している少年は監督自身なのかな。自伝的なのか分からんが、少年時代のあの頃を映像化したと推察。スピルバーグとかその他大勢の映画監督にありがちだけど、監督とは自分の少年時代を映画化したがるもん…

花のれん

監督:豊田四郎 山崎豊子原作。吉本興業を創業した吉本せいをモデルにしているそうだ。悪い出来ではないと思うが、片手間で観てたので話があまり入ってこなかった。ただ淡島千景はやっぱり綺麗。そして素晴らしい熱演だと思う。彼女の演技が全て。

テリファー 終わらない惨劇

監督:デイミアン・レオーネ シリーズ第2弾。長い。2時間オーバーはさすがに長い。90分で十分。まあやってることは変わらない。相変わらず殺し方がやりすぎだ。この監督頭おかしいのか心配になるレベル。まだまだ続編作るらしい。。。

スパルタ教育 くたばれ親父

監督:舛田利雄 石原裕次郎と若尾文子が夫婦ってのがなんか凄い画である。珍しい組み合わせ。タイトルからもっと激しいものかと思ったら全然普通で拍子抜けした。全然スパルタでもなんでもない昭和の団地の大家族映画。プロ野球の審判の役ってのも結構めずら…

ある機関助士

監督:土本典昭 ある蒸気機関車の1日を追った37分のドキュメンタリー。60年代の機関車の現状を映す。変わりゆく電気化や安全性なども盛り込まれていて、なんか研修の教材のような内容だった。電車マニアには貴重な映像なのかも。。。

博徒外人部隊

監督:深作欣二 深作なので期待したけど、あんま面白くない。関東のやくざが沖縄で一旗揚げるってやつ。どうも深作と鶴田浩二は相性良くない気がする。キャストもまあやくざ映画のお馴染みのメンツばかりで、特にどおってことのない平凡作。

メロスの誕生

監督:中川龍太郎 30分強の短編。「走れメロス」に着想を得たということだが、まあつまらないことはない。ただタイムリミット的な緊張感は全くなかったけど。コメディとしてそこまで笑えるとこはなかったが、最後のキメ顔だけはウケた。「約束は守った。お…

テリファー

監督:デイミアン・レオーネ ホラー映画の出来としては悪くない。たださすがにやりすぎだろ。普通に殺せばいいのに、過剰な味付けで直視できないレベル。股から真っ二つにのこぎりでギコギコとかやめてくれ。ピエロが気持ち悪いし、あの顔怖い。つーかあいつ…