2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ベル 〜ある伯爵令嬢の恋〜

監督:アマ・アサンテダイド・エリザベス・ベルの半生を描いた実話。階級社会、奴隷制度、黒人差別など令嬢になった黒人という立場から見た風景を実直に描いている。ググ・ンバータ=ローは今後ブレイクするか注目。

想いのこし

監督:平川雄一朗死んだ人間を成仏させるために願いをかなえるという、まあどっかで観たことあるようなありがち設定。全くもって新しさはなかったが、それでもそれなりに泣かせ平均点並なものには仕上がっている。「ツナグ」に似てると思ったら同じ監督か。…

つぐみ

監督:市川準吉本ばなな原作。バブル時代だけど、どこかそういうのとは無縁な80年代後半の田舎の空気感がたまらない。なんかほのぼのしてる。口の悪い牧瀬里穂が予想以上に良かった。この頃はほんとに輝いていたなあ。中嶋朋子もあれ?可愛いじゃん。彼女の…

脱獄広島殺人囚

監督:中島貞夫やくざが犯罪起こす、捕まる、脱獄、基本この繰り返し。とにかくひたすら脱獄しまくる。なんか荒っぽい作品ではあるが、どうも憎めないものがある。松方弘樹がいいねえ。今のひ弱な役者たちにはない粗野な魅力がある。梅宮辰夫、大谷直子(綺…

嗤う分身

監督:リチャード・アイオアディジェイク・ギレンホールの「複製された男」に似てる。こういうドッペルゲンガー的な不条理劇は好きなんだけど、もうひとつありがちな域を出てない。ただ選曲にはびっくりした。いきなり「スキヤキ」もそうだが、その後も昭和…

天国はどこだ

監督:松林宗恵やくざになれば恋人に嫌われ、真人間になれば子供達に嫌われる。いい人間になろうともがくが中々周りが社会がそうさせてくれない。幼少から貧乏差別にあい、やくざでなきゃ生きられない男の叫びがよく伝わった。木村功のもがき苦しむ男がとて…

ハネムーン

監督:リー・ジャニアク低予算、ほぼ二人の登場人物という中では結構善戦はしている。一体なにが起こっているのか分からない不可解さはあったが、結局最後はトンデモ系に舵を切ってしまったか。まあそれはそれで嫌いじゃないけどね。もうひと工夫ほしかった…

アナーキー

監督:マイケル・アルメレイダなんだこれ。。。とても奇妙な映画でシェイクスピアっぽいなと思ったらシェイクスピアだった。「ロミオとジュリエット」が原作かと思ったけど、どうやら違うらしい。無理やり現代に置き換えてる感がすごくて全くフィットしてな…

大怪獣ガメラ

監督:湯浅憲明ガメラシリーズ第1作。ゴジラの二番煎じ感はあるが、しっかりと作られている。特撮、ミニチュアの技術も高く、モノクロが上手く誤魔化せている。ガメラはいいけど、まだキャラが確立されてない感じ。火星に飛ばすというオチもいい。

ちょんまげぷりん

監督:中村義洋悪くないコメディ。現代人が江戸に行くというパターンはありそうだが、江戸の人間が現代にタイムスリップするのは中々面白いと思った。そしてサムライがパティシエになるという発想も楽しめた。後半ややマンガチックな展開になりすぎたきらい…

花とアリス殺人事件

監督:岩井俊二「花とアリス」の前日譚。実写で撮影した映像をアニメーション化する“ロトスコープ”という技法らしいが、なんかちょっと雑な気がした。てゆうか余りアニメにする意味が特に見出せなかったかな。映画自体は岩井俊二らしい青春映画で良かったけ…

天才スピヴェット

監督:ジャン=ピエール・ジュネ映像美やヴィジュアル、小道具、イマジネーションなどジュネらしさは溢れているが、少年の冒険にイマイチ乗れなかった。スミソニアン博物館のシーンは面白かったけど、あとは全体的に平凡。H・ボナム=カーターやジュディ・…

undo

監督:岩井俊二昔観たような観てないような。。。縛るという行為は面白いテーマだと思うよ。随所に才能は感じられるし悪い出来ではない。ただ中編ではそれほど作品に厚みがでない。キスしてるとこに少女たちがたくさん出てくるシーンが狙いすぎて何とも痛々…

トラッシュ! -この街が輝く日まで-

監督:スティーヴン・ダルドリー確かに「スラムドッグミリオネア」を思い出した。ただもうそういうのいいかな。前半は結構よかったけど、その後は平凡な逃亡劇で特になにも思うことなし。

クラウン

監督:ジョン・ワッツピエロの衣装を着たら脱げなくなり殺人鬼に変身するという着想自体はバカっぽいが悪くはない。ただ話が広がらず、もっと面白くできなかったのかなあ。恐くもないし。いっその事バカ映画にした方が良かったと思うのだが。。。

卍(まんじ)

監督:増村保造谷崎潤一郎原作。「噂の二人」みたいなものになるのかと思ったら全然違った。話がどこへ向かっているのか。目的は何なのか。登場人物たちの行動が不可解で、どこかゲーム感覚なのでさっぱりこの話に入り込めなかった。若尾文子にはどこか恐さ…

幕が上がる

監督:本広克行演劇にかける思いが爽やかな青春映画。ももクロの起用が大きく成功した。その拙さも見事に魅力になっていて、むしろリアルな演技に見えた。黒木華もいい。彼女の存在がもう一つの青春として物語に厚みがでた。ベタだが銀河鉄道の夜とか儚さと…

バスターズ―悪い奴ほどよく眠る―

監督:クレール・ドニ黒澤明の「悪い奴ほどよく眠る」にインスパイアされた作品らしい。えーとどの辺が?。この作品を観て「悪い奴ほどよく眠る」を連想するとこはどこもないんだけど。。。話も分かりずらく、ごく平凡なフランス映画だった。

ジョーカー・ゲーム

監督:入江悠やはり日本のスパイ映画最高峰は「陸軍中野学校」であり、そこに迫ることはできなかったようだ。どうもリアリティに欠如していて、あまり入り込めなかった。これが「ルパン三世」なら問題なかったんだけど。ただエンターテイメントとしてはそこ…

ゾンビ・コップ

監督:マーク・ゴールドブラットいかにも80年代のホラー。80年代らしいバカバカしい設定も好き。「地獄のマッド・コップ」や「ヒドゥン」なんかに通ずるB級テイストだが、まあ出来自体はバカ映画止まりだな。一回死んだ奴を生き返らせてまた殺すオチは…

御用牙 かみそり半蔵地獄責め

監督:増村保造シリーズ第2作。監督は増村保造に変わったが、はっきり言って内容はほとんど同じといっていいぐらい余り変わってない。拷問が暴力だけでなく、快楽で吐かせるというのが結構新しい。てゆうかバカ。3作目どうしようかなあ。。。

誰でもない女

監督:ゲオルク・マース背景や歴史、人物たちが少々分かりずらいのが難。まあ除々にざっくりと背景は見えてきて、そういった歴史云々は抜きに嘘というキーワードによって、サスペンス映画として盛り上がってはいる。まあなんとなく予感はしたが、真相は結構…

御用牙

監督:三隅研次どうした三隅研次。妙なシーンのオンパレード。ちんこ鍛えたり、朝丘雪路が放尿したり、網で吊るしてセックスのお仕置きしたりとなんかとても変な時代劇。ある意味バカバカしくて笑えるのだが、バカを真面目にやっていてどうも評価に困る。全…

バツイチは恋のはじまり

監督:パスカル・ショメイユ偽の恋から真実の恋に発展するというまあありがちなラブコメ。ダイアン・クルーガーはやっぱり美人だな。ダニー・ブーンもハゲズラで頑張る。あのライオンが吊り橋効果によるものじゃなければいいのだが。。。

真夜中の五分前

監督:行定勲映像はいい。ただ話は双子のなりすましというありきたりな内容で、いまひとつ心が動かされなかった。終盤のダラダラした進行もテンポを悪くしている。双子の女優が別人と思いきや同じ人と知ってかなり驚いた。顔も別人に見えたし、2つの役を演…

ザ・タイガー 救世主伝説

監督:パブロ・フェンドリクガエル・ガルシア・ベルナルが出てるから観たが、何の面白味もない平凡なアクション。なんでこんな訳わからんのに出たんだろう。。。

ある神父の希望と絶望の7日間

監督:ジョン・マイケル・マクドナーマーティン・マクドナーの兄弟か。なんか作風が似てるなあと思ったのはそのせいか。しかし随分とトンデモ展開な出だしだ。濡れ衣レベルの贖罪の押し付けと結構強引なタイムリミット映画になっており、そのヘンテコな流れ…