2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

悪太郎

監督:鈴木清順強引な言い方をすれば、昔の学園ドラマ。不良が周りに迷惑をかけたり、恋愛したりとよくある騒動。主人公の悪太郎が生意気すぎて、正直あまり魅力を感じなかった。でも山内賢は好演していたし、学園のマドンナ、和泉雅子は綺麗だった。最後の…

トランジット

監督:アントニオ・ネグレB級アクション。とり立てて凄さは何もないのだが、無難なものに仕上げているので、暇つぶしとしては良い部類。時間も短いし、強奪金の争奪戦と家族の再生がテンポよく進むので、退屈せず一気に観れる。そして一番この映画で気にな…

チャップリンの殺人狂時代

監督:チャールズ・チャップリン監督チャップリン、原案オーソン・ウェルズという何とも異色で物凄いコラボ。フランスでの紳士的な殺人鬼を、ブラックにシニカルに描く。どうしてもサイレント時代のイメージがあるから、白くちょび髭のないチャップリンには…

アポロ18

監督:ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ月版「パラノーマルアクティビティ」。月という舞台はいいんだけど、演出も脚本もショボすぎて盛り上がらない。謎の生命体もよくわからないし、そもそも恐がらせようという気はあるのか。ちっともホラーになってない。

宇宙兄弟

監督:森義隆漫画は未読だが、2時間の映画にするには無理があるのは伺える。宇宙という題材はロマンがあっていいが、兄弟愛の部分が余りいいとは思えない。話自体も何かいい話にしようという空気が、正直鬱陶しく感じた。ただ実際のJAXAの訓練の内容が…

Go!

監督:矢崎充彦邦画だが、窪塚が出てない方。まあ青春ロードムービーといったとこ。音楽やテイストが80年代の映画のようだ。あんまりコミカルな味付けが無い方が良かったのだが。。。バカバカしい中にも、どこか憎めない魅力があるのも事実。変なキャラが…

誰も知らない

監督:是枝裕和実はこれ観てなかったので、ようやく観れた。実際にあった子供たちの置き去り事件を元にしているらしい。現代の日本でもこういうことが起こりえるんだなというのが素直な感想だ。親が突然いなくなったら、子供たち4人は生きていけるのか。コ…

大いなる勇者

監督:シドニー・ポラック70年代のポラック、ロバート・レッドフォードコンビはいい仕事してるな。なかなか気骨あふれる山と山男の話。自然の雄大さやインディアンとの交流と対決、そして疑似家族のようなひとときのふれあい。ドンパチの少ない、自然と男…

フェイシズ

監督:ジュリアン・マニャくだらん。人の顔が識別できない障害というネタだけで、話が全然練られていないので、普通に安っぽいスリラーで終わってしまった。犯人も別に驚かないし、そもそも連続殺人鬼の魅力が弱い。“涙のジャック”ってなんだよ。。。それと…

夜明けのゾンビ

監督:ジョン・ゲデス南北戦争時代を舞台にしているからか、他のゾンビ映画とは違う格調高さといったらちょっと違うが、文芸風な雰囲気を感じた。ちょっと長いのが惜しく、もう少し短くコンパクトならよかった。もはや何と戦っているのか、ゾンビを倒すため…

高瀬舟

監督:工藤栄一45分の短編。原作は森鴎外。要は貧乏話だな。高瀬川の舟の上で語られれる、ある罪人が回想して護送する同心に聞かせる。二人の価値観や罪人の僧侶のような境地を描いている。話の内容からみても、テレビドラマのような感じで、物凄く地味な…

マッケンナの黄金

監督:J・リー・トンプソン60年代のハリウッドの冒険活劇。さすがに今観ると、ちょっと物足りなさも。なんとなく昼の12チャンでやってるような感じかな。ただキャストは凄い豪華。あの盲目の老人がエドワード・G・ロビンソンとは気付かなかった。他に…

人狼村 史上最悪の田舎

監督:フアン・マルティネス・モレノえっ!この監督「友よその罪を葬れ」の人だったんだ。あれは中々の秀作だったが、随分とジャンルが違う映画を作ったもんだ。スペイン製のホラー映画だが、コメディ色が強い。「友よ〜」はあんなシリアスな内容だったのに…

ジョン・カーター

監督:アンドリュー・スタントンコレとか「アバター」なんかもそうだが、こういう映画は映画館で観ないと駄目だね。映画館で観てたら、もう少し評価が上がったかも。「SW」や「アバター」の原点というのはよくわかった。ただ原点なので、他で既にやられて…

ピンチ・シッター

監督:デヴィッド・ゴードン・グリーンまあまあ。安定したアメリカンコメディ。ジョナ・ヒルは結構好きだし、彼は起用な役者だと思うよ。でもいつもマザコンみたいな同じ役のような気もするが。。。デブな割には実はそこそこのイケメンで、やせたらかっこよ…

レッド・ステイト

監督:ケヴィン・スミス監督はケヴィン・スミスだったか。出来は悪くはない。ただカルト宗教に拉致されて、脱出するというのはどこかで見たことあるような話だ。ケヴィン・ポラックは速攻で死ぬし、主役だと思ってた奴があっさり死んでいくし、K・スミスだ…

恐怖ノ黒電話

監督:マシュー・パークヒルなかなかのB級サスペンス。過去からの電話というアイデアだけで終わらせずに、その相手から脅迫されるという展開が上手い。途中までは設定だけで、落とし所につまずくかなと思ったが、終盤の脅迫者を殺す方法も面白いし、最後の…

東京湾炎上

監督:石田勝心日本版「北海ハイジャック」みたいな感じ。荒唐無稽さはあるが、こんな映画らしい娯楽映画を作っていたことに、この時代に日本がハリウッドに全然負けてはいなかったんだなとちょっと嬉しくなった。コンビナート爆破を特撮で見せるというアイ…

図書館戦争 革命のつばさ

監督: 浜名孝行設定に説得力がない。本のために殺し合いとか余りに世界観が陳腐だが、まあそういう世界だからしょうがない。一体何と戦っているのか、そしてこんな変な法律に国民が無関心すぎるとか、ディテールも結構雑。まあそれでも最後まで退屈せずに、…

11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち

監督:若松孝二三島由紀夫なんて切腹自殺した人ぐらいの知識しかなかったので、その思想や人物像を知るうえで勉強になった。仲間でも三島の考えはよく分からないと言ってたので、その真意はよく分からないが、恐らく彼は武士のような生き方に憧れ、日本とい…