11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち

監督:若松孝二

三島由紀夫なんて切腹自殺した人ぐらいの知識しかなかったので、その思想や人物像を知るうえで勉強になった。仲間でも三島の考えはよく分からないと言ってたので、その真意はよく分からないが、恐らく彼は武士のような生き方に憧れ、日本という国を日本人自身によって取り戻したかったのだろう。“楯の会”なる民兵組織を作っていたとか、全然知らなかったなあ。恐らく若い世代に伝えたいという若松孝二の思いがあったのではないか。当時を知る人間いなくなり、この時代の映画を説得力もって作れる人間がいなくなることは残念。井浦新は難しい役を熱演していたと思う。