2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

浮浪雲

監督:真崎守主人公の浮浪雲は幕末版冴羽獠みたいな奴で自由人。山城新伍がいい感じだ。しかし真の主役は息子の新之介といってもいいぐらいで、生意気だけど愛らしいキャラクターだ。容赦ないしつけがシュールすぎて笑えるし、時にホロリとさせられたりで、…

モンスター上司

監督:セス・ゴードン糞ったれ上司たちへの逆襲コメディ。いやーケヴィン・スペイシーの嫌味っぷりがいいね。久しぶりに本領発揮している。コリン・ファレルはメイクがキモいし。でもジェニファー・アニストンのセクハラってあれって逆にうれしいかも(笑)…

ダイヤルMを廻せ!

監督:アルフレッド・ヒッチコックリメイク版は観てたがオリジナルは初。舞台劇の映画化でさすがヒッチコックの安定感。正直グレイス・ケリーじゃなくてもいいような。。。レイ・ミランドは台詞も多く予想以上に良かった。ただヒッチコックなのでジェームズ…

フェア・ゲーム

監督:ダグ・リーマンものすごい地味な映画。ナオミ・ワッツとショーン・ペンのケミストリーもいまいちな気がした。この映画、全体像が掴み辛かった。というのも途中で何回か寝てしまい話についていけなくなってしまった。ちゃんと観たら面白いのだろうか。…

リトリート・アイランド

監督:カール・ティベッツつまらん密室劇。登場人物ほぼ3人だけの話だけど、緊張感も特にあるわけではなく、ウイルス感染というネタ自体も大して面白くない。キリアン・マーフィが出てなければ観なくてもいい映画。てゆうかC・マーフィクラスがこんなショ…

フェイク・クライム

監督:マルコム・ヴェンヴィル凡作。おそらくやりたかったであろうオフビートな笑いが不発。コメディではないし、クライム物にしては全くわくわくしないし、正直何がやりたかったのかさっぱり。ジェームズ・カーンが勿体ない。しかしキアヌ・リーヴスの力量…

まなざしの長さをはかって

監督:カルロ・マッツァクラティタイトルは新聞記者としての対象との距離感。近すぎず遠すぎずの客観性のことだろう。イタリアの田舎町に美しい女性がやってきたことから起こる悲劇。前半は恋愛と村人との人間関係。後半はミステリー。その急な変化にやや唐…

酔いどれ天使

監督:黒澤明黒澤、三船の黄金コンビ誕生作。まあ黄金といえば黒澤、志村も十分黄金コンビなんだけどね。。。一応医者とやくざの友情物語みたいなもんかな。まああれを友情と呼べるものか疑問だが。ギラギラした三船敏郎は新人のくせに結構やりたい放題の無…

赤ひげ

監督:黒澤明やっぱり黒澤明は凄かった。3時間近くあり、中盤ややダレるもそれでも最後まで引っ張っていく力強い演出とストーリーテリングには圧巻。また黒澤のヒューマニズムが溢れ、昨今の医療ドラマの原点のような映画。三船は貫録。むしろ主役は加山雄…

スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション

監督:ウェス・クレイヴンネーヴ・キャンベルやデヴィッド・アークエットの顔を見たら、なんか同窓会みたいな感じになっちゃって懐かしさがこみあげてきた。一世を風靡したこのシリーズも流石に時代遅れ感が。。。もうこれで最後かな。

キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男

監督:ジョナサン・ヘンズリーこれは「グッドフェローズ」風味の実録ギャング映画の佳作。「グッドフェローズ」好きなのでかなり気に入った。労働者からギャングの成り上がりストーリーで、70年代の雰囲気もいい。主役のレイ・スティーヴンソンもアイルラ…

カンパニー・メン

監督:ジョン・ウェルズリストラされた男たちのその後の生き方。苦悩は理解できるが、元々勝ち組の裕福なサラリーマンなので、よくよく考えるとそもそも贅沢しすぎなんだよなという考えも。。。結局サラリーマンなんて自分が辞めても世の中何も変わらず周っ…

黄色い星の子供たち

監督:ローズ・ボッシュ黄色い星とは胸にワッペンをつけたユダヤ人のこと。テーマは真面目で真摯な映画ではあるが、ユダヤ人一斉検挙から強制収容所への移送だけの起伏の少ないストーリーでは映画として面白味に欠ける。メラニー・ロランやジャン・レノが出…

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー

監督:ジョー・ジョンストンしかしアメリカのコミックってヒーローものばっかで、よくもまあ飽きないもんだなあ。設定、キャラは違えどヒーロー映画ばかりのアメコミのワンパターンにはお腹いっぱいで最後まで観るのに正直疲れた。ペギー役のヘイリー・アト…

マイ・サマー・オブ・ラブ

監督:パヴェル・パヴリコフスキー若い女二人のひと夏の出来事。イギリスの田舎町、日常に退屈した女がある女と出会い、二人はお互いに結びつきを感じはじめるが。。。この映画は人間の裏の顔というものをのどかな田舎町とは裏腹に冷酷に見せる。悪ガキだっ…

スリーデイズ

監督:ポール・ハギス「すべて彼女のために」のリメイク。オリジナルはそこそこ面白かったが正直リメイクするほどの映画ではないと思った。しかし観終わってみたら、これ結構良く出来ていてリメイクは全然ありであった。さすがポール・ハギスといったとこか…

忍者武芸帳

監督:大島渚こんなの映画じゃない。結局監督なんて誰がやっても同じ。漫画をそのまま撮影してるだけだから大島渚もクソもない。正直ただ漫画を見せられても。。。って感じで内容が頭に入ってこなかった。金のない新人ならまだしも大島渚がやることではない。

ビルマの竪琴(総集編)

監督:市川崑オリジナルの方。どっちかというと中井貴一が水島役をやったリメイク版の方が有名かもしれない。監督は同じ市川崑でモノクロ映像。原作は昔よく読みました。昔ビルマで戦争をしていたという事実。戦争の歴史を見つめ直し、多くの命が失われたこ…

ダーウィン・アワード

監督:フィン・テイラーおバカな死に方探しという下らなさがいい。そしてそのひとつひとつのエピソードが意外に面白く気に入った。特に自動販売機に手を挟まって死んだ男とクリス・ペンのダイナマイトを氷板に投げたら飼犬が取りにいったやつが面白かった。…

虎の尾を踏む男達

監督:黒澤明タイトルからして何か難しそうな時代劇だと思い敬遠していたが、最近黒澤にハマりだしたので観てみた。なんだこれは義経の話ではないか。それも有名な関所で山伏姿に変装するっていうあの大好きなエピソード。いやーこれ凄く面白い。ある意味コ…

隠し砦の三悪人

監督:黒澤明実は昔観たけど途中で寝てしまった。。。ということで再観賞したが、なんだよ傑作じゃねえか。ロケ地というかセットというか美術のこだわりようは相変わらずでいい仕事。黒澤流エンターテインメントの極致。こういうオリジナル脚本がかけるのが…

奇談 キダン

監督:小松隆志途中までは悪くないよ。犬神家的なオドオドした雰囲気の中、隠れキリシタンの村の秘密に迫るというもので、日本の古い村の疎外感、古びた日本家屋などに不気味な寒気を感じた。ただ終盤から”キリストの復活”だの”生命の木”だの”ぱらいそさいく…

エレクトリック・ミスト 霧の捜査線

監督:ベルトラン・タヴェルニエジェームズ・リー・バークのデイヴ・ロビショーものを映画化。ロビショーにはトミー・リー・ジョーンズ。フランスの監督ベルトラン・タヴェルニエがこんなアメリカのそして南部の話を映画化するとは変な組合せである。原作未…

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

監督:ポール・W・S・アンダーソンあまり期待してなかったせいか予想以上に面白かった。まあ典型的なハリウッド娯楽映画なんだけど、それなりに脚本は良く出来てるし、三銃士という素材には胸躍らされるものはある。3Dを意識した演出には苦笑したが。。…