2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

SR サイタマノラッパー

監督:入江悠安っすい。撮影も録音も台詞も安すぎる。しかしなぜか憎めないものはある。何か彼らのやり取りを見てると、TOHOシネマズの「紙兎ロペ」を思い出す。会話がいちいち下らなく、東海岸、西海岸云々が地味にウケた。ワンシーン・ワンカットは制…

疑惑の渦巻

監督:オットー・プレミンジャー催眠術によって殺人犯に仕立て上げられた女の話。証拠品やアリバイ作りなど、犯人の用意周到さが巧妙だ。この詐欺師をホセ・ファーラーがいやらしく演じ上手い。ただアリバイ作りのために行った手術が、結局身を滅ぼすという…

ローラ殺人事件

監督:オットー・プレミンジャー上出来のミステリー。ローラ殺害後からスタートする話より、ジーン・ティアニーは回想でしか登場しないんだなあなんて思っていたら。。。そうきたか。使い古されたようなトリックがかえって新鮮に感じた。オットー・プレミン…

アンナと過ごした4日間

監督:イエジー・スコリモフスキ初めて観るイエジー・スコリモフスキ映画。これが愛だって?ただのストーカーとしか思えんが。。。省略とフラッシュバックが、どこかミステリアスな空気を作り出している。また寒々としたポーランドの風景が、より孤独感や閉…

めまい

監督:アルフレッド・ヒッチコック小さい頃観た記憶があるが、余り覚えてないので改めて観てみる。これはクラシックな名作。サンフランシスコの街や風景は綺麗だし、またキム・ノヴァクを美しく撮ろうとするヒッチコックの映像へのこだわりは強く感じた。今…

チャイナガール

監督:ヘンリー・ハサウェイ第2次大戦中、こういった戦争映画が、当時作られていたんだねえ。真珠云々というのは真珠湾のことだよな。。。まあそんなことよりも、この映画はアメリカ人が異国で、激動の時代に美人女性と恋愛するというだけの、アメリカ人ヒ…

街の野獣

監督:ジュールス・ダッシンこれぞフィルムノワール。傑作です。ケチな詐欺師リチャード・ウィドマークが口八丁手八丁で、一攫千金を狙うが、あと一歩のところで。。。強面イメージのあるウィドマークのヘタレっぷりが素晴らしい。ハーバート・ロムのボス顔…

鉄のカーテン

監督:ウィリアム・A・ウェルマンスパイ映画の面白さというと、潜入することへのサスペンスを期待してしまうが、残念ながらその辺は弱い。結局、スパイ映画というよりは、反共産主義を謳ったプロバガンダ映画といった方がいいかも。ロシアを裏切り亡命する…

草原の追跡

監督:ジャック・ターナー監督はジャック・ターナーだったんだ。。。アルゼンチンを舞台にしたアメリカ映画で、アルゼンチンの西部劇みたいなもん。主人公がカッコイイのか悪いのかよく分からん。一体何と戦っているのか、俺は自由だと言えば何か聞こえはい…

スリザー

監督:ジェームズ・ガンB級具合は悪くないが、思ったよりも平凡な出来だった。結構グロテスクで、内臓やらグラントの造形などキモチ悪。正統派美人のエリザベス・バンクスが、こんなB級ホラーに出ていたことが何か新鮮だった。それにしてもマイケル・ルー…

キャピタリズム マネーは踊る

監督:マイケル・ムーア観ている間、十分考えさせられるものはあった。基本アメリカの話ではあるが、日本も無関係では無く、戦後アメリカ経済を見習ってやってきた日本ゆえに、アメリカがつまずけば、日本も同じことが起こりえるということだ。現に今の日本…

ホット・チック

監督:トム・ブラディ体が入れ替わるというのはコメディの定番。女子高生がレイチェル・マクアダムスとは気付かなかった(何で気付かなかったんだろ?)。アメリカコメディお得意の下ネタギャグもあるし、バカバカしいがまあまあ笑えた。ロブ・シュナイダー…

11人のカウボーイ

監督:マーク・ライデルジョン・ウェインが牛の大群の移送を通して、ひよっこ少年達を一人前のカウボーイに鍛え上げる。意外とエピソードが小さく、イマイチ盛り上がりに欠くなあと思ったら、まさかの急展開で、かなり意表突かれた。主役はジョン・ウェイン…

人生に乾杯!

監督:ガーボル・ロホニ老人たちに明日はない。ハンガリーという国のお国柄か、どこかほのぼのしている。老夫婦二人に警察はなに手こずってんだよとか野暮なことを言うのはやめておこう。コメディというには余りにラストが衝撃的と思ったが、なるほど、いろ…

大洗にも星はふるなり

監督:福田雄一「キサラギ」系だなこれは。舞台劇のようなシチュエーションコメディだが、わざわざ映画にするほどのもんでもない。つまんなくはないが、大笑いすることもない。終盤は失速してしまい、その原因は白石隼也の演技力であり、テンポある笑いのス…

友よ、静かに瞑れ

監督:崔洋一期待していたハードボイルドとは随分と違っていて、正直がっかり。なによりカッコよさが足りない。寂れた沖縄の無国籍感は良しとするが。。。友情を感じさせる話やシーンが薄いので、主人公の行動がダイレクトな怒りに繋がらないので、違和感ば…

ラスト、コーション

監督:アン・リーアン・リーの卓越した演出力が光る。当時セックス描写が話題になったが、正直騒ぐほどでもないし、そんなことよりも中国を舞台にしたスパイ映画としての面白さを十分堪能した。相手の内に入ろうとする心理的駆け引きと、次第にタン・ウェイ…

ヴァイブレータ

監督:廣木隆一ババ臭い寺島しのぶには全く興味なし。ただなぜかいつもよりはキレイに見えたけど。。。どうでもいい男女二人の道ずれ旅なので、特に内容もなく、トラック運ちゃんの無線知識と食べ吐き女のトラウマだけの空疎なロードムービーとなっている。…