2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ボビーZ

監督:ジョン・ハーツフェルド「15ミニッツ」が大好きな映画なので、ジョン・ハーツフェルドには大きく期待したのだが、やっぱハーツフェルド自身が脚本を書かないと駄目だ。いや決してつまらない訳ではないが、ハーツフェルドならもっと面白い映画にでき…

ピアニスト

監督:ミヒャエル・ハネケ愛の物語といえば聞こえはいいが、ミヒャエル・ハネケなので愛は愛でも普通の愛ではない。前半はおとなしく、愛のない孤独な女性を際立てたさびしい女の映画であったが、除々にハネケの変態性が顔を出してきて、変な性癖をもった女…

フリーダム・ライターズ

監督:リチャード・ラグラヴェネーズまあありがちな教師ものである。ミシェル・ファイファーの「デンジャラスマインド」みたいな映画で、特にこれといったものがある訳ではないが、教師と生徒の信頼関係やアンネの日記の件など学校ものとしては無難におさえ…

決断の3時10分

監督:デルマー・デイヴィスエルモア・レナード原作の西部劇。昔の西部劇というとちょっと堅苦しいイメージがあるが、レナード原作ということもあって話はとても面白い。普通の西部劇と違って強盗一味のボスが、いかにも悪役というものでなくユーモアがあり…

デッド・サイレンス

監督:ジェームズ・ワン「ソウ」を作ったチームの最新作ということで、その時点で大した期待はできないが、もう少し面白くできなかったか。とにかく映像が安っぽく、びっくりするぐらいB級な映像に逆に変な期待をしてしまったが、最後まで面白くならなかっ…

恋は突然に。

監督:スザンナ・グラント突然婚約者を失った女性が、新たな人生を踏み出すまでを描いた映画。主人公の女と婚約者の友人の男3人との共同生活をするのだが、この3人との関係性がいまいち分かりずらい。しかしこの3人との生活の何ともいえない微妙な距離感…

団塊ボーイズ

監督:ウォルト・ベッカーいかにもアメリカ人が好きそうなコメディだ。どうってことない映画だが、こういうのを作れるのがアメリカ映画の懐の大きいところでもあるような気がする。脇役でレイ・リオッタやマリサ・トメイが出ているのも、演技派俳優たちもた…

12人の怒れる男/評決の行方

監督:ウィリアム・フリードキン名作「12人の怒れる男」のリメイク。設定だけかりて内容は別物だと思っていたが、内容もレジナルド・ローズの脚本で作っているので、当然素晴らしいのだが、オリジナルを知っているので驚きはない。ジャック・レモンやジョ…

消されたヘッドライン

監督:ケヴィン・マクドナルド現代版「大統領の陰謀」と言いたくなるような映画であり、最近あまり見なくなった政治サスペンスで、古臭さを残しつつもかえってその辺がちょっと新鮮だったりもする。脚本にトニー・ギルロイやビリー・レイが関わっているので…