ビリオネア・ボーイズ・クラブ

監督:ジェームズ・コックス

80年代に実際に起きたボンボンたちの栄光と挫折。結局背伸びしちゃいけないということかな。何事も地道に努力。美味い話には裏がある。映画は普通だけど、アンセル・エルゴートタロン・エガートンの若手コンビの共演は将来価値が出そう。これでケヴィン・スペイシーは見納めか。。。

ももいろそらを

監督:小林啓一

3人のダラダラ女子高生たちの日常。なかなかよかった。財布を拾ったことから巻き起こる騒動。この女子高生たちの関係性が嫌だ。本音でぶつかってるけど、本質はどこか上辺だけって感じが。こういう友人は苦手だな。こういうバカができるのも高校までで、将来の不安とかも垣間見れる。モノクロ映像がよかったけど、だからこそ最後はカラーでピンクにしてほしかった。

十年

監督:クォック・ジョン、ウォン・フェイパン、ジェヴォンズ・アウ、キウィ・チョウ、ン・ガーリョン
「エキストラ」「冬のセミ」「方言」「焼身自殺者」「地元産の卵」の5本のオムニバス。10年後の香港をテーマにして作られたそうだが、見事に今の香港を映している。この作品は2015年制作だが、今年2019年に民主化デモが起こり、この作品はまさに現実を予見したような内容になった。まあ作品自体は暗くてあまり面白くはないが。暗い中で「方言」がコメディで一番楽しめたかな。

チャトズ・ランド

監督:マイケル・ウィナー

いやこれ中々よかった。白人たちの横暴ぶりが過激だった。だからこそブロンソンの復讐も応援したくなる。しかし白人たちは仲間割れしたりと勝手に自滅し出す。そして驚くのはジャック・パランスのキャラ。いつもだと悪ボスというのがパターンであるが、どこか仲間の暴走も躊躇する弱さも見せ、意外な立ち位置。リーダー格がどんどん死んでいき、最後に下っ端みたいなのが残るという、この外し方も異色。最後ひとり残ったのをブロンソンがじりじりと追い詰める。そしてカメラは引いていき終わる。なんとも風変わりな西部劇で気に入った。

アンダー・ザ・シルバーレイク

監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル

ちょっと長い気はするが、概ね楽しめた。このフィルムノワールを現代でやってみましたみたいな空気感がいい。音楽だったり撮影だったり、この辺もノワール調でセンスを感じた。都市伝説の謎を探求していく過程はLAを彷徨ってるような感覚を味わえた。アンドリュー・ガーフィールドもいい役者になってきたなあ。しかし任天堂からの許可は得ているのだろうか。。。

ブラニガン

監督:ダグラス・ヒコックス

うん面白かったよ。やっぱりジョン・ウェインはいいね。これぞ古きアメリカの男って感じで、ロンドンでもジョン・ウェインジョン・ウェインであった。今でこそめずらしくない穴掘った身代金奪取方法だったり、部屋にショットガンが仕掛けたりといろいろとネタもあって、昔ながらの刑事アクションを楽しんだ。女性刑事はフラグが立ってたけど、死ななくてよかった。。。

コンフェッション

監督:ローディー・ヘリントン

ありがちな盗作話。ただ話に無理がある。こんなまわりくどい復讐するかよ。ただ変装はありえないけど、その割には結構上手かった。B級珍品サスペンスとしてはそれなりには楽しめるけど、まあ普通に凡作。