けものの眠り

監督:鈴木清順

サスペンス映画としてはさほど面白くなかった。ただ芦田伸介が素晴らしかった。サラリーマンの悲哀があった。実直に生きていた男が足を踏み外し、新たな人生でも上手くいかない男のくたびれた感が出ていた。清順らしさは分からないが、ラストの爆発はらしさを感じた。炎の中で自殺する父親の悲しい最後であった。長門裕之は記者がよく似合う。そして吉行和子も可愛かった。。。ちょいおまけ。