UNloved

監督:万田邦敏

ほぼ三人の役者の会話劇。恋愛の価値観の話。付き合うとはどういうことなのか。結局どちらかの価値観を押し付けることなのか。金のある者に無い者が従うことなのか。中々自分を貫くって難しい。森口瑤子の言ってることはいちいち正論なのだが、それが逆に窮屈さを押し付けているようにも思えた。彼女はとても強い人間だと思う。金、地位、名誉そういったものには一切興味を示さないのは現実的にはいない。2002年の作品だが、22年経った今この話をどう捉えるのか。三人ともよかったが、森口瑤子が素晴らしい。