TAR/ター

監督:トッド・フィールド

エンドロールから始まる。トッド・フィールド、奇をてらったものを撮ってくる。ジェンダーパワハラなど複合的に絡ませ、この女性指揮者を炙り出す。ケイト・ブランシェットが圧巻の演技。もはや妖怪のようだ。今世界で起きているこういう現象。なんちゃらハラスメントといっては、力の有る者を引きずり下ろす。もちろんターのしたことは正しいなどと言うつもりはない。しかしどこか正義を振りかざし、なんでもかんでも難癖をつけるこの風潮はいかがなもんか。トッド・フィールドがどういう目的でこれを作ったかは知らんが。。。