ベネデッタ

監督:ポール・ヴァーホーヴェン

実話に着想を得た話。彼女は聖母なのか詐欺師なのか。まあ個人的見解を言わせてもらえば、詐欺師に近いんだろうな。彼女を招いたばかりに、結果的にいろんな不幸を増やしてしまった。裸やレズシーンなどこの辺はヴァーホーヴェンらしい。役者ではシャーロット・ランプリングは本当に凄い役者。見えない物にすがるというのは、時として危険である。戦争だって元をたどれば、神だの宗教だのに行きつく。神に仕える身でありながら、セックスだ金儲けだ嘘だの人間の性をこれでもかと見せつけられた。