フェイブルマンズ

監督:スティーヴン・スピルバーグ

スピルバーグの少年時代を映画化した自伝的作品。さすがスピルバーグうまいです。ただややもっさりしてるというか話も内容の割には長いし。映画少年の話ではあるが、意外にも家族の話でもあった。どこまでが自伝なのか分からないが、いじめも含めさらけ出してはいる。年取ると自分語りたくなるのが映画監督で、多くの映画監督がそうしてきたが、スピルバーグもそうなっちゃったか。ミシェル・ウィリアムズの夫に対してどこかぎこちない表情が印象的だった。物足りなさも多少感じたが、ラストがいいのでまあいっか。ジョンフォードとの出会い。それをデビッドリンチがやるってのもニクイ。ラストカットにニヤけてしまった。スピルバーグは永遠の映画少年。